もの言いが強い人 ~パワハラ・いじめ~
もの言いが強い人 ~パワハラ・いじめ~
他人に対してもの言いが強い人ってよく見聞きしますよね。俗にいう「パワハラ」ってやつですかね。言っている本人にすればいろんな理由があるのでしょう。
「こんなことがわからないのではあなたが恥をかくから」
「世の中そんなに甘くない。だから鍛えてやっているんだ」
「強く言わないと心に響かないから」
「こいつバカだから」
「これが自分の伝え方だから」
などなど
どの理由も「なるほど・・・親心からなのね」と思わせるようなものが多かったりしますが物事には限度があります。一方的な考えや思い込みからくる典型的なバイアスです。たしかに「言ってあげないとこれじゃ困るだろうな」的なことはワタシもよく聞きますが、伝え方には気をつけてねと忠告しています。偏った考え方をもって伝えようとすれば必ずその人の感情が入ってしまものです。
先ほどの例に挙げた言葉以外にもたくさんの「ありがたい忠告」は、ほとんどが言っている人の心の奥底にある、本来自分が向き合わなければならない問題から目を背けるための言葉と理解してよいものです。そう、パワハラはやっている人の問題を他者に押し付けてしまう行為の最たるものだと。
だいたいターゲットにするのは自分より格下か、年下、もしくは経験の少ない人。もっと言えば勝手に「こいつならいける」と思い込んでいる人を狙います。まったく困ったものです。
だからこそ取り合う必要はないのです。
だからこそちゃんとしかるべき措置をとってよいのです。
ちゃんと「傷ついた」ことは「傷ついた!」と伝えてよいのです。
だって、その人の問題をパワハラやいじめられている人が引き受けなくてもよいのですから。している当事者がしっかりと内なる自分の弱さと向き合っていただくためにも。相手への尊厳否定を自分の弱さを隠すために使うことやめてもらいましょう。
当事者の方は自分がなぜそんなもの言いをするのかを考えることをやめないでください。あなたの一言、しぐさで人生が変わってしまう人いるかもしれないことに気がついてください。ご自身の弱さを認めることは何よりも強い心を持つことにつながります。だからこそしっかりと向き合ってほしいと思います。
学校や職でのいじめも同じです。いじめることで得られるものは何もありません。一時的な安心感だけで、かえって「自分がやられてしまうのでは?」という不安や恐怖感が強まるだけなのですから。