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三つの勇気

最近「自己肯定感を上げよう!」という言葉をよく耳にします。

簡単にいえばあるがままの自分を認めること、とでも言いましょうか。これを上げるっていうけどどうやったら上げる?という質問をされることがあります。そんな時、ワタシは「三つの勇気」のお話をしています。

三つの勇気とは...

「認める勇気」
「もどる勇気」
「出直す勇気」

この三つです。
例えば単純な失敗をしたとします。それがあまりにも初歩的なミスで、報告すれば叱責されるかもしれないばかりか、みんなに呆れられるかもしれないということが頭をよぎり、なかなか言い出せないでいるといった時、素直に「すみません。まちがえました!」といえる人は勇気がある人だと思います。きっと出直してもう一度トライすることにも躊躇せずリカバリーできるでしょう。

そう、自分の都合の悪いこと、失敗したことなどを「認めて」、まずは出発点までもう一度「もどり」、そして何がいけなかったのか、どうすればできるのかを考え直して「出直す」ことで失敗や弱さを乗り越えていく勇気を獲得し、また次に果敢に挑んでいくための自信をつけていくことになります。

これこそが自分はこれでいいんだ、このあるがままの自分なんだと納得がいく、つまり「自己肯定感」が自然とあがってくることになるのだと思います。どんなものにも「魔法の方法」はありません。あるとすれば、それは自分自身と向き合い、弱さを認め、失敗を認め、その上でできることを精いっぱいやっていくことです。三つの勇気を繰り返しやっていくことです。

変えようとして「変える」よりも、気がついたら「変わっていた」を目指して・・・。